まみずハルカブログ

私の日常もあなたの非日常。とにかく雑多に書いてます。

入社半年以上経った新社会人のリアルな思考を納めておく。

f:id:mamizuharuka:20201215084721p:plain


まずは、みんな大好き入社前後のギャップについて。私の場合を例にとって書いてみる。

入社半年以上が経ち、仕事にはそこそこ慣れてきたと感じる。しかし、想像以上に社会人は忙しい。私は大学時代のらりくらりと過ごしていたタイプの人間だったので、社会人の生活は未だに体質が合わない笑。

 

入社後2〜3ヶ月は無駄なやる気に満ち溢れていた。誰よりも仕事を早く覚えて、同期の中で一番になりたいと。しかし、社会人は120%のやる気を出してはいけないことを半年経って悟った。当方、完全に燃え尽きてしまったのだ。特に、嫌な出来事があったわけではないのに、家に帰った途端自然と涙が溢れることが頻発した。単純な疲労は精神を蝕んでいく。仕事を中途半端にしたり、「仕事=お金を稼ぐ為のもの」と置くのがとても嫌だった。だから、私の一番の仕事上の目的は「自己成長」一択だった。だから、自分の成長につながるのかという視点を常に持って仕事をしていたと思う。具体的な仕事内容を書きたいところだが、コンプライアンス上良くないので濁しておく。

 

しかし、「自己成長」の曖昧さと実体のなさにイライラしていた時期が来た。ちょうど入社してから3ヶ月後だった。仕事を覚えてできることが増えたという実感はあった。しかし、これが自己成長なのかという疑問を覚えた。スキル習得といえば聞こえがいいが、単にこの仕事に私の行動を「適応」させたことに過ぎないのではないかと。中二病的考え方かもしれないが、その仕事内容には「私らしさ」は微塵もないと感じてしまったのだ。

 

仕事の中で、研修という名の教育も受けた。新入社員はまずは基礎を習得する。そして、30代・40代になって初めてその経験を生かしてクリエイティブ職につけるとキャリアプランを示された。ほとんどの大手企業はこのような段階を踏む道筋があると思う。もちろん、自分で考えて行動することも少なくはない。そこには確実に「成長」があるのだ。しかし、その成長は実感が乏しい。理由は、できないことを痛感する方が成長を実感する時間よりも圧倒的に多いからだ。頑張っても頑張っても、「成長の実感→幸せ」のプロセスを踏めないのだ。

 

入社後は、上司に怒られることが多かった。出来ないことをできるようにしたいという思いから、成長になりそうなことを優先的に選択的に仕事をした。(この時、ちょうど「エッセンシャル思考」という本を読んで影響をかなり受けた。)わからないことや知りたいことがある所の方が成長があるという理論で動いていたのだ。その分、人よりミスをした。そして、上司に注意された。当時は、上司に評価されたいという思いから従順に言うことを聴いていたのだが、一部部分しか見ていないのに評価を下す上司に対して不信感が日に日に増していった。

 

本当なら、ここでアサーティブなコミュニケーションを築き、自分の感情を露わにせずに、また相手を尊重しながら自分の意見を丁寧に伝えるべきだ。しかし、コミュニケーションが苦手な私は上司のコミュニケーションを切ってしまったのだ笑。つまり、「上司からの評価はどうでもいい。自己成長と仕事のことだけ考えよう。」という思考に至ったのだ。(相変わらずの0-100思考で書きながら、自分に嫌気がさす。)

このやり方を3ヶ月続けた。客観的には成長できたかもしれないが、やはりその実感がなかった。できることが増えても、こころが満たされないのだ。

 

ここで、私は「幸せは自己成長のみからは生み出せない」という結論を出した。幸せの条件は他者貢献(社会貢献)だという知識は持っていたが、実行に移せていなかった。マズローの欲求の5段階があるが、自己実現欲求だけがあふれていてその下の社会的欲求や承認欲求が希薄で満たされていない状態だったのだ。この5段階は下から順に満たされて初めて上の段階に進める。物理的には社会に属しているものの精神的に孤独だったのだ。

 

そもそも、どうして私はここまで「自己成長の度合い」に固執しているのか。それは人よりも強くなければ、自分を愛すことができないからだ。正確に言うと、現状に満足しておらず成長すれば自分を愛すことができるという思考に取り憑かれているのだ。しかし、これは間違っている。結局、「成長すれば」という過程であり、また「成長できたかどうか」は自分の主観であり、いつまで経ってもその成長を実感することはない。過去を振り返ると、いろんな種類の努力をして実を結んだこともあったが満足感はほとんどなかった。自分に厳しいのは、決して美徳ではないと私は思う。自分を追い込んで、たくさんの何かを得ても、心を満たすというベクトルには進まない。

 

これからの私に必要な軸は「他者貢献」。安直な言葉と捉えていた「他者の笑顔が見たい。」「困ってる人を助けたい。」を原動力に変えていく必要がある。私にはその王道の視点が足りていない。これからは自分に足りないものを意識して動くのではなく、「人に無条件の愛」を提供していきたい。ちょうど心理カウンセラーの勉強を終えたので、カウンセラーの基本態度を生かそうと思う。「純粋性」「無条件の肯定」「共感的理解」。全部、今の私に足りてない笑。これを意識して行動を変えていこう。また、半年後に同種タイトルのブログを書く!